右上76543番に長い金属ブリッジがセットされています。

5本の歯の中央の右上5番（第二小臼歯）が欠損しています。

金属を切削しますのでいつものようにラバーダムを装着し粘膜を保護してスタートです。

大臼歯のアップです。

セット時に咬合調整した痕跡がおろし金のように残っています。

対合歯に対して攻撃性が強い状態といえます。

犬歯・第一小臼歯部分のアップです。

咬合調整の際に開いたと思われる穴があいています。

まずは連結部分から切削して切り離します。 

連結部分を切り離しましたら、新しいラバーダムに掛け直します。

頬側面は白く前装してあります。

続いてメタルクラウン（かぶせ物）それぞれに切れ目を入れます。

かなり硬い金属でしたが無事に除去できました。

ラバーダムを外した状態です。

全て神経をとってある失活歯ですのしみることはありません。

金属製のスクリューポストが支台築造内にありますので今後除去して再根管治療を行います。

レジン（プラスチックの一種）で治療中に使用する仮歯を作成しました。

除去したブリッジです。

陶材前装メタルブリッジです。

手前側（右上犬歯と右上小臼歯）の内面です。

奥側（第一大臼歯・第二大臼歯）の内面です。

この現実を見ますと「汚い」以外の言葉が見つかりません。

弊オフィスが天然歯に対する金属治療を廃止し、臼歯部のブリッジも廃止している所以です。

K・Tさん、今日で上顎の見える部分の金属は無くなりました。

次回より下顎ですね！

もしよろしければ