
初診時撮影の歯科用CTによる立体像です。(2016.03.18)
画像中央の右上中切歯の根尖(根の先端)に丸い病変が存在しています。
すでに歯根端切除術が施されていますが病変が存在しています。
この状態からかぶせ物を除去し、再根管治療を行い根管充填を行いました。
右上側切歯も同様に再根管治療を行いました。
妊娠ご出産を終えられ、本日改めて撮影したCT画像です。
約2年前に根尖に存在していた病変が消失しています。
感じておられた症状も無くなったとのことで臨床的にも治癒していると考えられます。
歯根端切除は歯根が短くなるため、出来れば避けたい処置と私は考えています。
根尖病変を作らないような根管治療が最も重要ですし、
根尖病変が出来ていたとして、歯根端切除を行わずに治すことが理想的と考えます。
少なくとも安易に歯根端を切除するのは不可逆的なことですから、あってはならないことです。
I・Yさん、お久しぶりでしたがお元気そうで安心しました。
治療の続きを頑張っていきましょう!
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広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)