
少し専門的になりますが、弊オフィスのブログをご覧の方は、かなりの知識量をお持ちと思いますので書いていきます。
画像は左上第一大臼歯のメタルコアを除去した直後の状態の顕微鏡ミラー像です。
この状態から古いガッタパーチャを除去して根尖までの攻略いたしました。(前回の治療時)
上顎の大臼歯は3根管と考えられていますが、顕微鏡(マイクロスコープ)下で治療すると、
近心頬側根(赤矢印)は2根管というよりもむしろフィンのように複雑な形状をしていることが判ります。
この記事は赤矢印の近心頬側根管からの排膿についてです。
前回の治療後、痛みが長く発現していることから
本日、仮封を除去し内部を確認しました。
そうしますと赤矢印の近心頬側根管に、根尖に溜まっていたと考えられる白色の膿が大量に存在していました。
この排膿により、内圧が高まって痛みの原因となったと考えられます。
拍動は無いものの、内部から血液成分が赤く出てきました。
この後、薬液洗浄しました。
洗浄後、近心頬側根管の根管清掃を行い、内部から歯髄の石灰化したものと思われる石灰化物が出てきました。
※根管治療後には痛みが出ることがあります。
※金属除去から再根管治療、支台築造、セラミック修復物のセットまで約20万円です。
※根管治療に関しての回数は平均すると2.4回程度です。
K・Eさん、痛みが消失していくことを祈っています。
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広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)