
右上⑤4③ブリッジが装着されています。(矢印)
中央の右上4(右上第一小臼歯)が欠損しているのを左右の歯に維持部を設けて、歯があるように装っている状態です。
つまり手前側の犬歯部分はすでに外れていたことがわかります。
アップです。
舌側面には窪みが形成され、そこに金属が嵌っていたようです。
過去にはピンレッジという手法(前歯舌側面にピンホールを複数設けて、そこに補綴物側のピンを挿入して維持力を得る)がなされていましたが
それのとても浅く穴の大きなものと解釈できます。
残念ながら唾液の侵入が起こり、内部でむし歯になっていました。
このまま月日が経過すれば犬歯の寿命を短くしていた可能性も考えられます。
できるだけ研磨で仕上げ、う蝕部分のみコンポジットレジンで修復しました。
残りの金属も徐々に除去していきます。
ブリッジは支えとなる部分のどちらかが外れても発見されにくく、
新たな問題が起こった場合は元気だった歯を喪失するリスクを高めます。
F・Yさん、大事に至る前に除去出来て幸運でした。
今後も楽しみです。
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広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)