
呉市からお越しのH・Aさんの根管治療を行います。
根管治療中とのことです。
仮封(かふう:治療と治療の間の封鎖)すると痛くなってしまとのことで開放された状態です。
このままですと口腔内の食渣や細菌が根尖(根の先端)に侵入してしまい、治癒が見込めない状態です。
根の先端(根尖)部分には透過性病変(根尖病変)が存在しています。
根管の内部には過去の治療で充填されたと思われるガッタパーチャが残っており、白く映っています。
これをきちんと取り除いて根管清掃・根管消毒を十分に行うことが肝要です。
難易度の高い歯といえます。(樋状根:といじょうこん)
過去のガッタパーチャを全て除去できましたので確認のレントゲン写真です。(2019.04.06)
根尖部分にはまだ炎症性の透過像が見られます。
根管治療の開始当初は、仮封セメントと綿球を取ると根尖部から拍動性の排膿や浸出液がありました。
それらもようやく治まり根管充填のタイミングが訪れました。
このサイズのサーマフィル(ガッタコアピンク)で根管充填を行います。
H・Aさん、この歯の症状が治まって私も嬉しい限りです!
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広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)