東広島市西条町からお越しのN・Sさんの前歯2本（中切歯）の治療を行います。

レントゲン写真です。（矢印）

それぞれメタルコアがセットされており、その上に連結されたメタルボンド（陶材焼付前装冠）がセットされています。

金属フレームに陶材が焼き付けられているかぶせものですので、切削時にはラバーダムを装着し

金属切削片が口腔粘膜に接触することを出来るだけ防止します。

正中部分でカットし、少し切れ目を入れましたら無事に取れました。 

除去したメタルボンドです。

金属が使われていることが判ります。

左上中切歯に装着されていたものはメタルコア（金属支柱）も一緒に取れてきています。

メタルコアで歯の角度（歯軸）を変更してあることが判ります。

除去したあとの歯の状態です。

連結冠であったため脱落は免れていたようですが、左上中切歯のメタルコアと歯の間は漏洩していたものと考えられます。

歯がないままでは困りますので即座にプラスチックの仮歯を作成します。

とりあへず除去前の形状にて仮歯を作成し仮着しました。

今後、残っているメタルコアの除去と再根管治療を行い、前歯の形態を煮詰めたあと完成に進みます。

※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述

再治療は慎重に行いますが、医療である以上、完璧というものはありません。

再治療することで歯を失う可能性があり、最悪の場合、死亡するリスクを伴います。

 このケースのような前歯の治療は除去から完成まで1本あたり約20万円かかります。（執筆時）

（治療費は必ず事前にご説明しています。）

N・Sさん、本日でかなりの量の金属が無くなりましたね！

 次回からも頑張っていきましょう！

ご相談はお気軽にこちらからどうぞ。