初診時のパノラマX線写真です。

左下第二大臼歯の再根管治療を行います。（矢印）

ネジ状の構造物が内部に存在し、その上にかぶせものがセットされています。

歯根の周囲は黒く透過性が亢進し、炎症性の病変（根尖性歯周炎）であると考えられます。

画像左隣の左下第一大臼歯の治療はこの後先に終えています。

まずは現在のかぶせものから除去します。（画像左端）

メタルボンド（陶材焼付鋳造冠＝金属フレームに陶材を焼き付けたかぶせもの）がセットされています。

白く見えますが、内部に金属フレームが存在しています。

まずはメタルボンドを除去しました。

歯の中央部の白い部分はプラスチックの一種で、その内部にはスクリューポスト（ネジ状支柱）の頭部が金色に見えています。

グリーンのシートはラバーダムで、金属切削片から口腔粘膜を保護する目的で使用します。

除去したメタルボンドの内面です。

白く見えているのはセメントです。

ところどころ茶色くなっており、内部への漏洩を示唆しています。

スクリューポストも無事に除去できました。

除去したスクリューポストです。約9.5㎜です。

金色ですがゴールドではありません。

再根管治療中の根管です。（顕微鏡ミラー像）

近心根管から乳白色の排膿がありました。

数回にわたって根管治療を行い、排膿が治まってきましたので、いよいよ根管充填を行います。

電気的根管長測定を行っている場面です。

薬液洗浄を行い、超音波水流でリンスでし、滅菌ペーパーポイントで吸水乾燥します。

サーマフィルにて垂直加圧根管充填を行いました。

垂直加圧根管充填後のデンタルレントゲン写真です。

S・Mさん、排膿が治まり私も嬉しいです。

少し痛みが出るかもしれませんのでお大事に。

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 広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス

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